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語られなくても(茶筅のはなし)


お茶の道具はどれも美しい

模様や形に名があるもの
作者の思いが込められたもの
すべてが芸術品である

お抹茶を点てる場面をイメージしたとき
誰もが思いだすお道具、茶筅(ちゃせん)

煮沸して乾かして寝かせた白竹や
いろりやかまどの煤にくべられた煤竹を
均等に細く割り
なんとも言えない優しい形に仕上げる

時間と職人技がつくりだす美しさ

他のお茶道具は
別の用途で作られたものを
見立ての道具として用いることがあるが
茶筅はそれができない

なくてはならないもの

それなのに
それに銘がつくことはなく
作者の名を語られることもない

語られなくても美しい
なくてはならないもの

その存在がつくりだす奥深い世界

(2011.9.5)